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KMSからあべです。引き続き、目から鱗体験をしたので、ここに書きます。8月14日にアムステルダムにある、農業や地球環境を様々な視点から考えることをテーマにしたLab「Media Matic」の「灰で作る洗濯洗剤」ワークショップへ参加してきました!

神山からは7名+スタッフ3名、他にロシアやイギリス、フランスなどなど様々な国から参加者が集まっておりました。

洗剤は科学的な香料や色を使っていない、環境にとても優しい液体。作り方もとってもシンプルだったのでここで紹介したいと思います。

まずは、ピザ釜から出てきた灰100gを瓶に入れ、1Lの水を足す。混ぜる。これを2日にかけて2回繰り返す。最後に布巾で漉します。後は、好きなハーブや花を香りづけとして洗剤液に足すだけ。

あれー、これは神山でもできてしまいますね。早速試したいところです。

さてさて、この施設は上にも冒頭にも書いたように、環境や自然に対して様々なプロジェクトを進めています。

ぐるっと建物を囲んでいるこの大型編み物はフリースの服からできているのですが、アフリカに送られるはずだった衣服が残ってしまい、しかしよく考え直してみると、環境にとても悪い素材なのだそう。洗濯する度にプラスチックのようなものが流れ出し環境汚染につながると。これらをファッションに対して疑問を持つファッションデザイナーが啓発的な意味も込めて、インスタレーションとして建物を囲む予定だそう。

そしてここの目玉でもある、アクアポニックス。この方法を使うことによって、水をかなり節約で切るようになっており、これ以上水を足さなくても植物は育つのだそう。いろいろなハーブが植わっています。この各水槽に100匹以上のナマズが成長しております。魚の大きさごとに水槽が分かれている。また、土地の狭いアムステルダムでは、シェアガーデンの試みも。ここで出た排泄物も庭の肥料になっています。最後は施設内のレストランで、マッシュルームピザに舌鼓。レストランで提供されるほとんどのものが、Media Maticの施設内で育てられています。

このピザの灰がまた洗濯洗剤に変わるのですね〜。ここもまた循環する環境ができていました!

Media Maticリンク

*アクアポニックスは、水産養殖(魚の養殖)と水耕栽培(土を使わずに水で栽培する農業)を掛け合わせた、新しい農業。