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こんにちは。KMSからあべです。

神山町神領大埜地につい最近新しいお家が建ちました。そこへ引っ越した家族は4世帯。遡ると約半年前、設計監理を担当する吉田さんより表札のご相談を受けました。

表札は、家を訪ねてくる人の一番初めの家族の印象にもつながる家の代表みたいな存在なので、せっかくだったら住み始める家族と一緒に世界に1つしかない表札を作るワークショップはどう!?と、ご提案

さて、ワークショップ案は現実となり、、

材料は建設現場から出てきた端材を活用した、ヒノキで。表札のフレームを金属で。

さて、材料は決まったけれど、どうしたら家族のそれぞれの持ち味が表札に現れるか!?建築チームとKMSで試作をしながら試行錯誤を重ねてきました。

同時に表札の隣の棟番号制作も並行して行っていきました。200年はもつと言われている家とともにある棟番号は、ヒノキよりも堅く長持ちする木材ということで、下分にある小西製材さんへ相談。桜とケヤキのブロックを制作していただきました。

制作していただいたブロックをよく見ると、同じケヤキでもそれぞれ色や表情が全く違っており、なかなか選びがいがあります。悩んだ末、表札との組み合わせから以上の4つを選択。同じようにレーザーで加工しても、桜とケヤキで全く色合いが違っていて、ここは木材の面白さですね。

さて、ワークショップ当日、「世界に1つしかない表札を作る」と銘打ちましたが、はて、どういう展開を迎えるかな!?とちょっとドキドキしておりましたが、各家族ともそれぞれ案が決まっていたようで、簡単な自己紹介の後、作業へサクサクと入っていきました。

小学生のTくんは筆ペンで書いた文字で。

年長のHちゃんは家族の絵をサラサラっと。

どこへ苗字を入れるか、パソコン上で色々と検討しました

ママ一年生のFさんは、レーザーカッターで加工した後の、仕上げもご自身で。

 

ワークショップを終えてみると、それぞれ個性のある表札が出てきてとても素敵。仕上げの塗装を建築チームが終え、設置させた表札はどこか誇らしげです。

家族の新しい歴史とともに、それぞれの木たちがどんな表情を見せてくれるのか。。楽しみです!