こんにちは、KMSの本橋です。
5月の半ば、吉野川市の西麻植小学校の皆さんが神山までバス遠足に来てくれました。1年生から5年生まで先生を含め総勢100名以上の団体さんです。これだけの人数を一度に受け入れたのははじめての挑戦でドキドキでした。
彼らを迎えるのはドローン、3Dプリンタ、レーザーカッター、デジタルアートといったKMSのメンバーが得意とする教育コンテンツを題材にプログラミングを学ぼうというSTEAM遠足です。STEAM遠足という言葉はScience(科学)、Technology(技術)、Engeneering(工学)、Art(芸術)、Mathmatics(数学)の頭文字を並べたSTEAM教育と遠足を組み合わせていま作りました。
用意した体験コーナーは次の4つ。各コーナーに1名の担当をつけて、お腹いっぱい楽しめる体験を1時間で駆け抜けてもらいました。
- 神山コンプレックス周辺ツアー
- レーザーカッター工作体験
- デジタル襖からくり体験
- ドローン空撮体験
子供たちには全部で8つのグループに分かれ、1グループあたり10分前後で90分かけて体験していきます。ルートを決めて地図を配ってローテーションさせることで一通りの体験をうまく回すことができました。
イベントは準備が9割とは良く言ったものですね。
さて各コーナーのご紹介です。
神山コンプレックス周辺ツアー(担当:木内)
Twitterでバズり以降、いまだに大勢のお客さんが体験しに来るカラオケ鳥居を筆頭に、WEEK神山、チーノ農園、そして神山メイカースペースの工作室をめぐる周辺ツアーです。歩いて5分で回れる範囲でもなかなか多様なツアーになりました。
カラオケ鳥居では鳥居から音楽が流れる不思議な体験、工作室では3Dプリンタで西麻植小学校の校章をプリントアウトしている様子を見学しました。
レーザーカッター工作体験(担当:あべ、吉澤)
レーザーで杉板に焼き付けた写真に思い思いの工作を加えてもらう体験コーナーです。KMSといえばモノづくりは外せません。小学1年生に与えられた10分間であってもモノづくり体験はガッツリとしてもらいました。
デジタル襖からくり体験(担当:山下)
神山町の文化財再生プロジェクトで始まったデジタル襖からくりはKMSのメンバーでもある山下くんによる制作です。自分の手足と4Kプロジェクタで巨大に映し出した襖絵を操るインスタレーション型のデジタルアートですが、今回は小さな体験コーナーとして設置しました。
ドローン実験室&空撮体験(担当:本橋)
大人も子供も楽しめるドローン空撮体験をWEEK神山さんの協力で最高の体験コンテンツに仕立てられました。鮎喰川の上空50メートルを航行するドローンの視点をFPVで体験しつつ、分解した機体を手に取りメカニズムにも触れられます。いつものようにWiiリモコンを持ち出した説明が良くウケました。
こちらに空撮中に撮影した動画を短くまとめています。鮎喰川沿いという水と緑あふれるロケーションをご覧ください!
今回の遠足はもともと僕が開催しているドローン実験室のお話から始まっています。初めてお話を伺ったときは100人と聞いて「ヱ、マジデ」と思ったことはおくびにも出さず快諾しました。半年以上前から少しずつ計画を進め、協力してくれるKMSメンバーのスケジュールを抑え、先生方にも下見に来ていただき当日を迎えました。
当日の様子は西麻植小学校さまのブログでもご覧いただけます。
2018/05/18 遠足(プログラミング学習) – 西麻植小学校
KMSとしても団体で遠足を受け入れたのは今回が初めてでしたが、子供たちの喜ぶ顔を見てなかなかの手応えがありました。もっともっとやってみたいと思っていますので、もしご要望があればどうぞお声掛けください。
STEAM遠足、時間も人数もいくらでもアレンジして対応します!
ドローンおじさんをやってたらプログラミング教材も作るようになりました。大人も子供もおねーさんも、プログラミングで遊べる世界を目指します。