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こんばんは、KMSの本橋です。

いま神山では今週末開催の4K徳島国際映画祭に向けてお祭り直前の空気がむんむんしてます

もちろん僕ら神山メイカースペースも、メンバーたちもそれぞれで出店をするので、今回はその中でGコインの流通実験をしてみることにしました。

Gコインは神山メイカースペースの出店場所に設置したガチャガチャから購入することが出来ます。1回200円で2枚のGコインが入手でき、対応店舗に持っていくと1枚あたり150円の支払いに使えます。

200円が300円分のコインになるのでとってもお得ですよ!

そしてイベント当日にGコインを使うことができるお店はこちら!

▼ご協力店舗一覧(11/24現在)

  • Kamiyamaメイカースペース
  • KOYA
  • CAFE ESTATE
  • こんまい屋
  • Cafe ELEVEN
  • おひーさんの農園 チーノ
  • 535
  • LICHT LICHT Kamiyama
  • パンとスープの店 モリグチャウダー
  • 豆ちよコーヒー


お店にはこちらのフライヤーを貼り出していただいています。クリスマスっぽい2重丸を目印にご利用いただければと思います。

また、使えるお店が増えれば増えるほど実験の効果は上がっていきますので、この他にもご協力いただける店舗さまがあればぜひお声がけ下さい。当日、Kamiyamaメイカースペースのブースでもフライヤーをお配りしています。

▼Gコインが何なのか

Gコインは神山メイカースペースで使えることを担保とした地域通貨となります。ファブ施設が引受先になるので、ファブ通貨と呼んでいます。ファブ通貨の使われ方としてはこんな流れをイメージしています。

 

この絵で説明すると、コックさんはお客さんに料理を提供して、その支払いとしてGコインを受け付けました。コックさんは神山メイカースペースにコインを持ち込んで、デジタル工作機械でメニュー表を新しく作ります。そしてその利用料をGコインで支払いました。

コックさんは支払いの一部だけをGコインで受け付けても構いません。もちろん全額を日本円でも、全額Gコインとするのもコックさんとお客さんの同意次第です。

そのあとで、コックさんは手に入れたGコインを他のお店で使うこともできるかもしれません。例えばコックさんが休日にカフェまでコーヒーを飲みに行って、そのカフェがGコインの支払いを受け付けてくれるとすれば、お客さんから受け取ったGコインでコーヒーの代金を支払っても良いわけです。こうして地域で経済が巡回します。

ここで先の図をもう一度ご覧ください。

右に向かってGコインが移動するたびに、ステーキというサービスが提供され、新しいメニュー表という品物が作り出されました。間にカフェが挟まれば、コーヒーというサービスがさらにもう一つ産み出されます。

Gコイン自体は何の変化もせずに人の手から手へと渡っただけですが、その過程で幾つものサービスを生成しました。こういうのを経済効果と言うそうです。

この流れは日本円でも同じ効果を持ちます。でも日本円は貯金できてしまいます。お金は人の手から人の手に渡ることでサービスを産み出すので、貯金されてしまうとサービスを生み出すことができません。これは将来のために取っておく機能を持った法定通貨の定めです。

一方でGコインはKMSのデジタル工作機械を活用してモノづくりの作業時間をブーストするために使います。自分の時間を二倍三倍に有効活用するためのものなので、あんまり大量に溜め込んでも使いきれません。こういった性質から、Gコインを溜め込む人はあんまりいないと思います。

Gコインには神山町内でどんどん使われて、どんどんサービス(価値)を生み出し続けてくれることを期待しています。

KMSがファブ施設として機能し続ける限りGコインは価値を保ち続けます。そんなわけでGコインを発行している僕らにはKMS自体を有効に機能させ続けろよ、というプレッシャーが生じます。みなさんがGコインを手に入れたくなるように、手に入れたGコインの使いみちが失われないように、これからもワークショップや講習会を開催していきます。

化学 ドローン プログラミング

ドローンおじさんをやってたらプログラミング教材も作るようになりました。大人も子供もおねーさんも、プログラミングで遊べる世界を目指します。