こんにちは、本橋です。これまでKMSではいくつかのワークショップを開催してきました。今回から新しい試みとして、ワークショップをレシピ化して共有していこうと思います。
KMSの会員の方であればこのレシピを見て自作することもできるでしょうし、あらたにKMSでモノづくりを始めたいというキッカケになれば尚の事です。
所要時間と、必要な機材、マテリアルは冒頭にリストアップしておきますのでこちらも参考にして下さい。
所要時間(40分)
- 印面の検討(5分~∞)
- スタンプ面のデータを準備する(20分)
- スタンプ面をカットする(5分)
- グリップ部分をカットする(5分)
- 組みあわせてボンドで貼り合わせる(5分)
機材
- レーザーカッター(KMSではEPILOG zing 40wattを使っています)
- 木工用ボンド
- 紙やすり
マテリアル
- MDF 6mm(ホームセンターで200円くらい。端材コーナーに落ちてたら無料!)
- スタンプ用ゴム板(下記ショップでは2,484円。)
手順1. スタンプ面のデータを準備する
まずは蔵書印の印面に入れる文字を考えましょう。「○○蔵書」とか「✕✕文庫」が一般的です。その場で考えると時間がかかってしまいます。ワークショップに参加される方にも事前に考えておいてもらいましょう。デザインの参考として国会図書館が面白いサイトを公開しています。
印面にはイラストを入れることもできます。あまり線が細かくなるとレーザーの熱で溶けて埋まってしまう可能性がありますので気をつけて下さい。
手順2. グリップ部分のデータを用意する
スタンプの持ち手となる部分のデータを作成します。
6mm厚のMDF板を使用することを前提としたデータを用意しました。サンプルとして、スタンプのサイズとして縦が30mmと55mmの2種類を作成しています。こちらからダウンロードして参考にしてください。
https://www.dropbox.com/sh/7m0bq81nnpn5aem/AABDeg9XfAR8wqRk8RK10l6La?dl=0
- stamo_base_30mm.ai
- stamp_base_55mm.ai
Dropboxにある以下の2つのファイルはクラフト名刺ワークショップで使った名刺スタンプ用の持ち手データです。名刺サイズのスタンプを作りたい方はこちらを参考にしてみてください。印面のサイズは85×53です。
- 名刺スタンプ用グリップ_横_MDF6mm.ai
- 名刺スタンプ用グリップ_縦_MDF6mm.ai
手順3. スタンプ面をカットする
AdvancedのタブにあるFenceとMirorのチェックを忘れずに!
失敗するとゴム版を無駄にしてしまいますので、一度は端材を拾ってテストカットしてみることをオススメします。
手順4. グリップ部分をカットする
MDF 6mmはこのくらいでカットできました。
これもほんの少ししか使いませんので、端材コーナーにある杉板なんかでも十分かもしれません。
手順5. 貼り合わせる
グリップの部品にボンドをつけて組みあわせます。6mm以外の板で作った場合は穴の大きさと板の厚さが食い違っているかも。組み合わせて確認してみて下さい。
手順6. 本に押印する
できあがったら朱肉を付けてスタンプします。どんどんスタンプしていきましょう。きっと今まで以上に愛着がわいてきます!
ドローンおじさんをやってたらプログラミング教材も作るようになりました。大人も子供もおねーさんも、プログラミングで遊べる世界を目指します。