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ここ最近、レーザーカッターを活用したワークショップを高校1日体験や小学校の特別授業、神山滞在体験で神山へ訪れた子供たちへ計4回ほどやりました。そこで改めて思ったことは、レーザーカッターを活用したワークショップは、各自の発想を生かした自己実現の練習にぴったり。それぞれ得意不得意分野こそあるのですが、作品を作り上げていくプロセスの中で、失敗や軌道修正を繰り返しながら、各自思い思いの作品作りを実現していきます。

短時間ワークショップでは、ゆっくりソフトの使い方を紹介する時間が取れなく、子供達が書いたスケッチを元に必要なところはこちらでデータ作りをお手伝いする形でやってます。

レーザーカッターの面白いところは手書きなどのアナログデータでも精密機器の技術を体験出来ること。自分のアイディアをハサミと紙のようにサクサクとその場で試せること。土台をうまく用意できればいっくらでも遊べる!逆にソフトの使い方から入らないことで個性的な自由な発想が作品作りにガッツリ反映されて唯一無二の仕上がりに。

このワークショップは、合計2時間ほどの予定でしたが、台風接近の影響もあり、1時間30分ぐらいで終了。年齢にも幅があり、こだわりの部分がそれぞれ全く違っていて、面白かった。KMSスタッフは2名で対応でしたが、かなりこちらの頭の体操にもなりました。

今の子供達、ソフトなんてやろうと思えばすぐマスターできちゃう。学べる環境に溢れてる。オープンデータも沢山あるしね。今後もその環境はどんどん増えることは確実です。でも、楽ちんソフトだし頼りすぎて似たり寄ったりな出来上がりになりがちなことも。だからこそkmsの短時間ワークショップでは自分で考えたアイディアが具体的な形になっていく面白さを体験して欲しいといつも思ってます。予想不可能な事が沢山起こるこの時代、自由な発想で具体的に形を興してみるのが大事!だと思っておます。一緒にワークショップしてみませんか?!

こちらは神領小学校6年生へ向けた特別授業。檜を使ったボックス作りに挑戦です。

絵を描くのが得意な子や、ストーリーを生み出すのが得意な子、タイトル勝負な子など、こちらも様々なアイディアが出てきました。出来上がった作品は、全員が絵の具持参してたのに、ミツロウ仕上げ。檜の木の感じが気に入ったのでしょうか。

去年のスタンプ作りワークショップでは、こんなにカラフルに仕上げていた子供たちでしたが!

こちらは、吉野川市の西麻植小学校の皆さんが神山までバス遠足できてくれた時に、レーザーで杉板に焼き付けた写真に思い思いの工作を加えてもらう体験コーナーを作りました。小学1年生に与えられたのは10分間。その中でモノづくり体験をガッツリとしてもらいました。

こちらは、来年進学を検討している中学生を対象としたワークショップ。遠くは沖縄からも参加していて、彼らのやる気をかなり感じました。ワークショップそのものは1時間程度。前日に彼らのスケッチを受け取り、あらかじめデータを準備、加工。当日は、各自仕上げの作業に専念しました。はじめは緊張していた彼らも、作業しながら話をし打ち解けてゆき、なぜ神山での進学を検討しているかこっそり教えてくれました。